パスワードの管理のしかたについてお話しいたします。 メイプルストーリーをプレイするために必要なネクソンＩＤと、 ゲームのエントリーＩＤに付いているパスワードは、 自分の財産を守るために必要となるとても重要な鍵です。 公式サイトの方でも、簡単な管理方法が記されておりますが、 ここではさらに安全かと思われるもうワンランク上の方法を紹介いたします。 ゲームに限らず全てのセキュリティ面で、パスワードに使用するコードは、 他人が知っているような個人情報（誕生日、電話番号など）や、 有名な固有名詞などは含ませないことが重要とされております。確かにその通りなのですが、 では他に何をコードとして使用すればいいのか、悩む所です。 普段思いも付かないような意味不明な文字列を並べたり、あまり無意味に長く複雑にしても、 自分自身が忘れてしまっては元も子もありません。ここはひとつ裏をかいて、 激禁とされている個人情報や有名な固有名詞を思いっきり使用してみましょう。ただし、 それらの情報と名詞をそのままコードとして並べてはいけません。文字列の順番を変えたり、 他の文字に置き換えたりして、万が一そのパスワードを他人に見られたとしても、 そう簡単には記憶できなくなるような複雑な文字列に変わるようにしておきましょう。 ここで重要となるのは、文字列の順番の変え方や、 文字をどの他の文字に置き換えるのかなどの法則を自分で新しく編み出すことにあります。 こればかりは他人と相談してはいけません。他人と同じ法則を真似することもダメです。さらに、 自分で編み出した法則は絶対に誰にも教えてはいけません。自分１人だけのものにしてください。 この自分で編み出した法則さえ覚えておけば、後は適当に好きな言葉など、 何でも使用できるようになります。定期的に変更する際にもあまり悩まなくて済みます。ただし、 法則自体を複雑にし過ぎると変換するのが大変になりますので、 その辺は自分なりに考えて法則を決めてください。 変換後のコードをどこかにメモしておかないといけなくなるような法則は逆効果となります。 メモを誰かに持っていかれたら終わりです。頭の中だけで変換できる程度の法則が適切です。 さらに、コードに使用する情報や固有名詞は１つだけではなく、２つ以上を組み合わせてください。 名詞の長さによっては文字数制限を超えてしまい、組み合わせられない場合があるかと思いますが、 こうすることによりさらに他人からは想像しにくくなり、防壁を厚くできます。 ２つ以上の名詞を組み合わせるというのは、パスワードが短くならないための考慮でもあります。 いくら解読不能なコードでも、あまりに短いと当てられてしまう可能性があるからです。そして、 さらに可能であれば、パスクラされてしまった場合の保険も考えておきましょう。 同じゲームをプレイしている仲間の内で、 特定の人物でしか知らない自分の個人情報をコードに盛り込みます。そうすれば、 もしパスクラされてしまった場合、ある程度の犯人が特定できるようになります。 複数の情報と名詞を組み込んで、文字を変換して順番まで変えて、さらに犯人の特定機能付き・・・。 これに他でも記されている方法、他人が知る個人情報や 有名な固有名詞などを使用しない方法までを盛り込んだとすると、 かなりの高いセキュリティが保てるのではないかと思います。 パスワード管理というものは、本格的に行うのは結構難しいことです。 ここでいくつかの管理術を紹介しておりますが、それらを実行してみる前に、 その方法によって自分で万全な管理ができるかどうかを判断してください。もし実行して、 パスワードがわからなくなってしまったり、逆にパスクラされてしまったということになっても、 こちらは一切責任は持ちません。十分に注意した上で実行していただくようお願いいたします。 ●ネットカフェでプレイした後は・・・ パスワードを他人に知られてしまう可能性が高い場所に、ネットカフェがあります。 不特定多数の方が集まる場所なので当然といえばその通りなのですが、 そのネットカフェでの問題を事前に防ぐ方法があります。 ネットカフェでのプレイが終了したら、できるだけ早くパスワードを変更しましょう。 自宅にインターネットの可能なＰＣがある場合は、帰宅後すぐに変更しましょう。 ネットカフェで変更する場合は、周囲に人がいないかを十分に注意した上で行いましょう。